手漉き紙を壁に貼る kさん宅 -2 下見〜方針をたてるまで

壁の手漉き紙貼りが完成した状態の写真を見ていただいたKさん宅、 (5/24 のブログ記事)
今回は施工をする前のことをレポートします。
 
壁に手漉き紙を貼りたいが現在の仕上げの上に貼れるかどうか?・・・とのご相談がKさんからあり、下見にうかがいました。
場所は築年数の経過した昭和の木造住宅、 Kさんがリモートワーク等でも使用している6畳の和室です。
 
建築当初の壁の仕上げは左官系で、その上にビニールクロスが重ね貼りしてあり、下地が悪そうでした。
クロスが浮いているところをはがすと、下にまたちがうクロスがはってあったり、リフォームを重ねている様子。
 

 
窓枠の下の壁の一部が下地から浮いて、剥がれかかっているところもありました。↓ 下写真
そこをさわるとポロポロとはがれ、左官仕上げのための昔の下地(竹小舞?)が見えました!歴史を感じます。
 

  
この状況では、上に直接手漉き紙を貼るのは問題がありそうです。
浮きのひどいところははがし、全体的に薄ベニヤなどを捨て貼りするといいのではないか、と私なりに考えましたが、
私の手にはおえそうもない…ということで、Kさん家の出入りのリフォーム業者さんに相談してもらうことにしました。
  
別の日にKさんと業者さんで打ち合せをしていただき、結論としては意外とラフな方法に落ち着きました。
下地が浮いている部分ははがして合板で補修(↓写真)クロスがういているところはカッターでカットしたり糊でおさえて…
と臨機応変なやりかたに。
下地処理だけで数日かかりそうだと思っていましたが、紙貼り作業をする際に一緒にやるということになりました。
作業当日は、Kさんと業者さんと私の3人で、朝から夕方までかかって完成させました。→ 当日の様子は次のレポート
  

業者さんによっては壁を剥がして下地からすべてやり直しする…という方針を立てられたかもしれません。
そのほうが丁寧で、きれいにはできたと思います。ただ予算も工期もかかり、Kさんの負担が大きくなりすぎてしまいます。
 
判断がむずかしいところですが、どこまでの仕上がりを求めるか予算やイメージを確認しながら、方針をたてることが大事ですね。