木のヒゲの[自然素材を編む]野外レッスン2022 – 7 報告
日曜日は木のヒゲの[自然素材を編む]野外レッスン、青梅賢治の農楽校さんとの合同企画で樹皮の採取をしてきました。
毎年この時期の開催で雨の心配をすることが多いのですが、今年は早々と梅雨が開けその心配はなさそうと思いきや、朝から雷がゴロゴロ・・・
午後には一時雨がザーッときましたが、降り続けることはなく、気温が少し下がり体の熱をさましてくれました。
元この山の主である木こりの G さんは83歳!今年も快く木の伐採を引き受けてくださり、本当にありがたいことです。
木のヒゲ長谷川さんはもちろんのこと、この場を企画し段取りを進めてくださる農楽校の鈴木さんには毎年大変おせわになっていますし、木の伐採や樹皮の下処理のサポートをしてくださる農楽校の関係者の方達、たくさんの方にささえられて成立している貴重な場です。
参加してくださった方達も、自然に手分けをしながら積極的に作業を進めて、楽しんでくださっていた様子でした。
目の前で木こりさんが準備万端ととのえて下さり、木が倒される瞬間に立ち会うことは、何度経験しても特別な気持ちになります。
そして倒されてすぐの木に切り込みを入れ、ヘラを差し込むとさらりと樹皮がはがれます。いのちをいただいていることを実感する瞬間です。
剥がした樹皮は、虫などの処理のために熱湯に入れます。火を起こしてドラム缶に湯を沸かして・・・とこれまた暑い作業。
中心に作業をしてくださったRさん、おつかれさまでした。
杉、ヒノキ、さわら、と今年は3種類の針葉樹の木の樹皮を採取しました。樹皮の色が少しずつちがいます。
くるみの樹皮の採取やカラムシの皮むき、6月に仕込みをした葛の状態チェックなども行い、充実した1日でした。
自然の恵みを無駄にせず、カゴなどへと形を変えて活かしていけるよう、引き続き見守りたいと思います。