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益久染織研究所のものづくり

先日中目黒店がOPENした益久染織研究所は、研究所と言っても顕微鏡や試験管で研究をしているところではありません。
糸、布、衣料など繊維製品各種の企画・製造・販売をしている会社です。 
 
私が益久染織研究所の布に出会ったのは、カーテン生地としてが最初です。
一般メーカーのカーテン生地とはまったくちがう、その布のやさしい質感にとてもおどろかされました。
いったいどんなふうに作られている布なのだろうか?ということから、益久染織研究所の存在を知り、廣田益久さんを知りました。
 
益久染織研究所は創業者である廣田益久さんが、家業から独立して糸商からはじめ、昭和40年に繊維業の会社として興されました。
そして高度経済成長期を駆け抜け、その過程で失敗を経験しながら、現在の布作りの方向に転換していかれました。
転換のきっかけとなったのは、昭和50年代に 中国の開放政策の一環として、染織の指導の為に呼ばれて中国へ渡った際に、昔ながらの綿づくりと出会ったこと。そこで近代化を望んでいた中国の人達を根気よく説得を続けながら、山東省の農村に合弁の工場をつくり、自然に逆らわない綿作りからの綿製品の製造をはじめられました。
時代の流れの中でも、これだと思う方向を見失わずに突き進んでこられ、長年の苦労の上に、このやさしい布が存在しているわけです。益久さんかっこいいです!
 
益久染織研究所のHPに掲載されている創業者のメッセージ これまたいいので・・・こちらもぜひご一読ください→
 

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