麻のカーテン・綿のカーテン
自然栽培綿に加えて取り扱いを始めたnatsusobikuの麻のカーテン。
「麻」についての基本的なことと、綿のカーテンとの比較などについて書いてみたいと思います。
まず、麻は原料によって呼び名がちがい、20近く種類があるのだそう。
「リネン」は亜麻(フラックス)、「ラミー」は苧麻、「ヘンプ」は大麻、「ジュート」は黄麻「ケナフ」は洋麻・・・などが代表的なところ。
素材によって繊維の性質も違ってきます。
natsusobikuの麻のカーテンは、リネンが主になります。(+ヘンプ、ラミー)
→ 素材について natsusobiku H.P
生地は企画から織り・染め・縫製の工程は、昔からの織物産地である滋賀県・静岡県の工場での一貫生産。
日本古来の伝統技術を使い、風土にあった上質な製品を生み出しています。
日本国内でリネンの原料となる植物は生産できないため、高品質のリネン糸をベルギーやフランスから輸入しています。
リネンには下記のような特徴があります。
[リネンの特徴]
1、丈夫:しっかりとした繊維でできていて、コシが強く耐久性が高いです。
2、汚れにくい:繊維に含まれるペクチンの性質により、汚れが染みにくく落ちやすいいです。
3、さらっとした肌触り:独特ななめらかさと光沢感があり、さらっとソフトな肌触りです。
4、吸水性・発散性が高い:吸水性や発散性が優れていて、濡れても乾きが早いです。シワになりやすいという一面もあります。
5、通気性・保温性が高い;繊維の中が空洞で空気が含まれていることから、夏は余分な水分や熱を逃がし、冬は熱を保持して温かさをキープします。
▼自然栽培綿と共通する点としては – – –
・防炎、防カビなどの薬品による加工はしていません。
・雨の日は水分を含んで伸び、乾燥すると縮みます。(=お部屋の湿気を調整してくれる)
・静電気が発生しづらく埃やごみが付きにくいです。
・不均一な繊維の表情があります。
▼一緒に扱い始めてよく聞かれることは – – –
「麻と綿でどのようなちがいがありますか?」
手触り感がだいぶちがいます。リネンはシャリっとした張りがあり、自然栽培綿はふんわりやわらかです。
「麻と綿のカーテン、どちらが長持ちしますか?」
繊維自体は麻のほうが強そうですが、生地の強さとなると、糸の太さや織り方なども関係してくるのでなんとも言えないです。
「麻と綿のカーテン どちらが安いですか?」
これもまた、一概に言えないのです。
m あたりの生地単価は、麻のほうが安価なものもあるのですが、生地幅が狭いの要尺がちがってきます。
窓のサイズと仕様によって安価にも高価にもなります。その都度ご確認ください。