自然栽培綿カーテン納品事例 1601

【1601 千代田区Hさん宅】
都心のマンションの一室。以前にご紹介したこちらのお宅。

ひとつの空間でつながっている書斎と寝室の間仕切りに、カーテンを設置しました。
よもぎ染めの布(品番N-16)で、通常の一つ山縫製よりも山を少し小さくして、ボリューム感をおさえました。

IMG_3884
写真はどちらも書斎側からのアングル。寝室には京都の職人さんに特注したという畳のベットが置いてあり、畳の色とよもぎ染めの色がとても良くマッチしていました。
壁を作るのではなく〈布で間仕切る〉というのは、空間をフレキシブルに使えるのが良いところ。
来客時にカーテンを締めるとのことでしたが、普段の就寝時にも締めると落ち着きそうでした。

それと、前回ドレープカーテンを取り付けた窓には簾がかかっていたのですが、冬はあたたかみがある布にしたいとのことで、レースカーテンをご注文いただきました。

IMG_3877左は寝室、右は書斎の窓です。
納品したすぐ後に、東京でも雪が降り冷え込んだので、ちょうど良かったと喜んでいただきました。

カーテンはお客様へ直接配送をしたり、店頭で受け渡すことも多いのですが、納品にうかがうのはやはり楽しみ。
お客様のくらしのご様子に刺激をいただくこともあり、感謝しています。
 
 

自然栽培綿カーテン納品事例 0606

 
【0606 聖蹟桜ヶ丘Tさん宅】
一戸建て リビングルームです。一つ山縫製のドレープカーテン。レースはお手持ちのもの。
 
ドレープ(一つ山縫製)/ N-18
  
柿渋染めの生地が、クラシックな家具と内装にとても似合っていました。
柿渋染めの焦げ茶は、茶綿の焦げ茶よりも赤みがあり、落ち着いた雰囲気です。
糸の段階で柿渋に染めて布にしており、その染めムラが独特の表情になっています。

納品した当時(約9年前)は草木染めの布は柿渋染めのみでした。
現在は種類が増えて、よもぎ、ざくろ、五倍子染めがございます。
手触りは、無染色の布よりも少し固くなります。
 
今年の初旬、Tさんが久しぶりにたとぱにへお立ち寄りくださいました。
Tさん宅では、ラグもお使いいただいています。こちらでご紹介
どちらも大切に使って下さっている様子で、とてもうれしかったです。

 

草木染め:柿渋

【自然栽培綿の草木染めカーテン布】〈Nー15〉柿渋染めと白綿の糸を使用した綾織りの布

IMG_1897
 他に2種あり 布の一覧は こちら
   
柿渋染めの茶色は少し赤みのある、落ち着いた焦げ茶色。
雰囲気としては、クラシック、エスニック、和風なインテリア等にもなじみます。
厚手の布なので、ソファのカバーリング等にしても良さそうです。
(もう少し明るい茶色の布もありますが、こちらは染めた色ではなく、茶綿の色です。)
   
◉柿渋について
中国山東省の畑で柿の木から育て、染料を自家生産しています。
染料は未熟な青柿の果汁を熟成させて作ります。

柿渋は防水・防腐・防虫効果があり、古くから庶民の生活の中で日常的に用いられていたそうです。
漁網、醸造用絞り袋、染色用型紙や、渋団扇、和傘など日用品に塗られていました。
建築的には木部の塗料として使われています。
たとぱにの外壁と1階の床面にも、柿渋を塗ってあります。
 
 

草木染め:五倍子

 
【自然栽培綿の草木染めカーテン布】〈Nー20〉五倍子染めの糸を使用したななこ織りの布
  

 他に2種あり 布の一覧は こちら
  
ざくろ染めの布(N-17)と同系色ですが、更に色が濃く、重厚感があります。
きなりの布よりも遮光性がありますので寝室にもおすすめです。(遮光カーテンではありません)
 
写真は乾燥した五倍子(写真提供:益久染織研究所)

 
◉五倍子について
実物を見る機会がなかなか無さそうですが、五倍子そのものが植物ではなくて、ウルシ科のヌルデの若芽や若葉などに寄生する虫が作る「虫こぶ」のことをいいます。
皮には多量のタンニンを含んでいて、昔はお歯黒の染料としても使われていたそうです。
 
 
 

草木染め:ざくろ

 
【自然栽培綿の草木染めカーテン布】〈Nー17〉ざくろ染めと白綿の糸を使用した綾織りの布
 
 
他に1種あり 布の一覧は こちら
   
鉄媒染による染め色は濃紺です。
色が濃く、落ち着いた雰囲気で、モダンなイメージもあります。
カーテンと合わせてクッションカバーを作っても素敵そう!
濃紺に対比して、小物類を明るい色にして引き立たり・・・想像がふくらみます。
     
写真は乾燥したざくろ(写真提供:益久染織研究所)

 
ざくろについて
ざくろの樹皮・根皮・落花・果皮・葉の全てが染色に利用できるそうです。
この布は、果皮を乾燥させて染料としています。
媒染により濃紺(鉄媒染)、黄色〜からし色(アルミ媒染)、茶系(消石灰で媒染)などの色のバリエーションが出せます。カーテン布は今のところ濃紺のみですが、からし色などもあったらいいなと思います。

くだものとして出まわるのは10月の初め頃。
切った時の赤いルビーのような色と、種がきっしりつまったような様子は衝撃的です。 
ざくろの幹や根の皮に含まれる成分は、体内の寄生虫駆除の貴重な生薬として用いられていたそうです。
(今となってはあまりなじみのない「虫くだし」というやつです)
現在は、ざくろジュースなどが有名ですね。美容や健康に良いと言われています。